ピジョンハーツ株式会社

お客様の声 Client Voice

【企業内保育所】第一三共株式会社 様

第一三共株式会社
 総務・調達部 総務グループ長様
【ご利用保育形態】
 企業所内保育所

保育士と保護者、ピジョンハーツと当社。
安定した運営のためには、
コミュニケーションがポイント。

企業内保育所導入のきっかけは何でしょうか?

社長自身が全国の事業所を周って従業員の声を聞くキャラバンがあるのですが、そこで待機児童の問題と企業内保育所設置の要望が上がっていたことが出発点となりました。2009年のことです。社長から総務部へ「保育所設置の検討をしてほしい」という形で話があり、全従業員に対するアンケートでニーズを調査。首都圏でのニーズが大きいことを踏まえて複数の企業内保育所設置を決定しました。開設準備では十数か所の企業内保育所を視察し、保育所設立の目的と当社ならではのコンセプトをプロジェクトメンバーでしっかり共有したうえでソフトとハード両面の具体的な作り込みを行いました。

ピジョンハーツのサービスを導入した決め手は何ですか?

企業内保育所、院内保育所の実績が多いという部分は、ひとつ判断基準になりました。また、当社が重要視している「長く安定して運営していく」という視点をしっかり理解し、きめ細やかな提案をいただいたことでピジョンハーツさんなら安心してお任せできるという判断になりました。きめ細やかな提案の一例には、保育所内での洗濯があります。保護者である従業員は子供と共に出社しなければなりません。着替えを毎日持参するのは荷物が増えて負担となります。そこで保育所内で衣服を洗濯することで、日々の荷物を減らすことができる。これは他にはないご提案のひとつでした。利用者目線に徹したご提案には「正道の保育」というものを感じました。企業内保育所の設置は単に福利厚生をひとつ増やすという単純なものではなく、企業にとってひとつの投資です。それだけに成功の鍵は「明確な目的とあり方」の核を定め、それを共有してくれる運営企業と組むことにあるのではないでしょうか。

実際に利用されて、いかがでしたか?

ただの託児ではなく、子供を持って間もない保護者も含めた保育全般をサポートいただいていることで満足感は非常に高いです。運営は委託していますので、こと細かく口を出さないというスタンスを取っていますが、情報共有とコミュニケーションは重視しています。保育士と保護者の間では面談やコミュニケーションノートによって発育相談という部分までサポートいただいていますし、ピジョンハーツさんと当社の間では定例会を行っています。

保育所設置により、どのような変化や効果がありましたか?

保育所を設置する以前には出産して産後休暇を使っても、どうしても保育所が見つからずに、やむなく退職を選んだという従業員が数名おりました。しかし保育所を設置してからは、そのような退職はゼロになりました。利用者からは「長期出張に対応できないか」や「病児・病後保育を」という問い合わせや要望もありましたが、基本的に当社としてはこの保育所を労働力強化のためのものとは位置付けていません。「従業員の育児を替わって行うから、仕事に専念してほしい」ということではなく、それぞれのワークライフバランスの軸を変えずにいられるようサポートすることを目的としています。保育所を利用しない従業員にも会社の姿勢を理解してもらうため、企業内サイトや社内報で保育所の様子を紹介したり、食堂に保育所で子供たちが描いた絵を展示するなど情報発信を意識しています。先日はハロウィンイベントがあり、仮装した子供たちが社内を回って従業員たちからお菓子をもらいました。

今後ピジョンハーツに期待することは?

クリアしてほしい課題や要望というものは現段階ではありません。ただ保育士の異動などが発生した場合でも、常に標準化された保育のレベルを担保していただくことはお願いしています。保育所設置以来、他の企業や自治体、さらには省庁などからお問い合わせや視察のお申し出が数十件ありました。それだけ当社の企業内保育所は成功事例として注目されているのではないでしょうか。設置にあたって「長く安定して運営していく」ことを掲げた保育所ですので、これからも利用者を含めた当社とピジョンハーツさんとのコミュニケーションによって、よりよい運営を続けて行きたいと考えています。