少し前になりますが、ピジョングループで救命技能講習が実施されました。
消防署の方を講師に迎え、主には会議室での座学とAEDを使用したシュミレーションです。
緊急の事態に遭遇した場合、適切な応急手当を行うためには、日頃から応急手当に関する知識と技術を学び、身に付けておく必要があります。
また、企業としても1人でも多くの社員が応急手当をできるようにしておくことが大切です。
その応急手当を誰でも行うことができるのがAEDです。
最近ではいたるところにAEDの設置を見ることが多くなり、身近なものと感じていましたが、実際にスイッチを入れて音声ガイドがはじまると、訓練であるとわかっていてもかなり慌ててしまいました。
昨今、119番に通報して救急車の到着までは全国平均で約9.4分(※)ほどかかるそうです。
※総務省公表「令和4年版 救急・救助の現況」より
交通量の多い都心ではもっと時間がかかる可能性があります。
また、心肺停止の場合、毎分救命率は7~10パーセント低下するとのこと。
そう考えると救急車の到着を待っていては救える命も救えないことがあるかもしれません。
つまり、病院搬送後に高度な医療技術を受けられるとしても、偶然居合わせたのかもしれないバイスタンダーの胸骨圧迫とAEDの使用が有効ということになります。
まずは他人事ではないと、私たち一人一人が自覚しなければなりません。
今回は本社ビルの中での防火管理者が対象の講習でしたが、ピジョンハーツでは職員研修の中で救命救急技能の研修を実施しています。
コロナ禍で対面の研修がここ数年はかないませんでしたが、改めての必要性を感じました。
事故がないことが一番ですが、未来を担う子どもたちの命を守るのが私たちの仕事です。
万が一の際に迷わず対応できるように備えていかなければと思います。